身在东京,心在上海。

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こじらせ女子大生が暗号通貨・ブロックチェーンや中国についてゆるーく語ります。

中国語学習のすゝめ:中国語を学ぶべき理由から学習のポイント、お勧めの教材まで一挙に紹介

こんにちは、こじらせ女子(@icotaku_utgirl)です。

私は華僑2世でありながら家での会話は100%日本語、中国語を何度も学習しようとしては諦める、という人生を大学入学まで送ってきましたが、大学入学と同時に重い腰をあげて中国語(普通語、いわゆるManderin Chinese)を学び始めました。
第二外国語の授業で四声とピンイン、基本的な文法から始め、次第に本やニュース記事も読むようになり、一年の中国留学を経て、今ではネイティブレベルではないもののそこそこ使えるレベルになっています。
何よりブロックチェーン関連など仕事の場面で語学力を活かせることに非常にやりがいを感じます。(なお中国で、または中国人相手に仕事をするには、語学力だけでなく歴史・文化・習慣・彼らのマインドセットに対する深い理解も必要となりますが、こちらはまだまだ勉強中です...)

特に近年、中国の電子決済やAI、ブロックチェーン、シェアリングエコノミーなどのビジネスが注目されるようになると共に、これらに興味を持つ人々の間で中国語学習熱も急速に高まっていると感じます。

そこでこの記事では、私が思う中国語学習のポイントお勧めの教材を紹介したいと思います。 中国語を学習中の方、これから始めようと思っている方にこの記事が少しでも役立てば幸いです!

今日本人が中国語を学ぶべき理由

そもそも今日本人が中国語を学ぶべき理由は大きく三つあると思います。

  • 世界各地に話者が多く存在する:普通語は中国全土、香港・台湾で通じるうえ、マレーシア・シンガポールなど華人の多い国家でも話されています。上海には上海語、広東省や香港は広東語、など地方ごとに異なる方言があるのも事実ですが、学校教育は普通語で行われるため、とりあえず普通語を学べば問題ありません。
  • 日本人にとって学びやすい:同じ漢字文化圏に属する日本語と中国語には、共通の漢字や似ている漢字も多く、文面からだいたいの意味を推測することができます。よってリーディングライティングの上達が他の国の中国語学習者に比べると圧倒的に速いです。
  • 情報収集に役立つ:テクノロジー先進国・中国では、ビッグデータ、AI、ブロックチェーン、シェアリングエコノミーなど今話題の分野で日々新しいトレンドが生まれていますが、その情報が日本語に訳され私たちの元に届く頃にはトレンドが変化しているということも多々あり、私たちが目にする情報が正確でない可能性もあります。中国語ができれば一次情報から正確な情報をいち早く手に入れることができるようになります。

中国語学習のポイントとおすすめ教材

中国語学習で押さえるべきポイントは
①四声とピンイン
②基本的な文法と語彙
③中国語音声のインプット/アウトプット

の三つかと思います。(よく考えたらどの外国語もそうかもしれませんが...)
①はマスターするのにやや時間がかかりますが、②は他の言語ほどややこしい文法ルールがないうえ、漢字のおかげで単語も覚えやすい、そして③は楽しみながらやればいいので、意外と負担ではありません。

ではそれぞれ、おすすめの教材とあわせて説明していきます。

四声とピンイン

四声とは各音節に付随する四種類の抑揚のことで、ピンインアルファベット表記で各漢字の読み方を表したものです。例えば「中国」という単語において四声とピンインは以下を指します。
f:id:korilakkuma123:20190114203329p:plain 四声は四種類しかないのですぐマスターできますが、e/ü(yu)、zh/ch/sh(いわゆるそり舌音)など日本語にも英語にもない発音や、ian/iangやen/engなどgの有無による発音の違いなど、ピンインが実は中国語で一番難しい部分ではないかと思います。よって、日本語のような中国語ではなく本格的な中国語を身に付けたい場合は最も力を入れるべき部分でもあります。

発音はネイティブに教えてもらうか、ネイティブの発音の仕方を口の形・舌の位置も合わせて動画で学習するのがおすすめです。

study.super-chinese.com

基本的な文法と語彙

中国語の文章はだいたいが英語で言うSVOまたはSVC型で、文法は英語に似ていますが、中国語には時制がなく、覚えるべき文法事項も他の言語に比べると少ないです。

語彙は日本語と共通のものも多いですが、漢字が日本語よりも簡略化されているもの(簡体字、例えば達→达)、漢字は全く同じでも意味が異なるもの(例えば「丈夫」は中国語では夫という意味)に注意をして覚えていけばよいでしょう。

基本的な文法・語彙の学習でオススメなのはこちらです。

・『現代漢語基礎』:毎回対話から語彙と文法を学びます。難度も次第に上がっていくので、コツコツ最後まで学習すれば中級くらいまで達することができます。

現代漢語基礎 改訂版

現代漢語基礎 改訂版

・文法メインの無料教材で外語大が公開しているものもあります。
www.coelang.tufs.ac.jp
・『キクタン中国語 初中級編』:語彙を増強するための単語帳はキクタンの1000語収録のものがオススメです。
キクタン中国語【初中級編】中検3級レベル

キクタン中国語【初中級編】中検3級レベル

・『中国語単語スピードマスター 中級3000』:上級者は3000語収録されているこちらをどうぞ。辞書代わりにも使えそうです。
中国語単語スピードマスター 中級3000

中国語単語スピードマスター 中級3000

中国語音声のインプットとアウトプット

リーディングとライティングは①②でも十分ですが、中国語でコミュニケーションを取ることができるレベルを目指すには、リスニングとスピーキングの実践的な練習が必要になります。

まずは、手持ちの参考書に付いているオーディオ教材を習慣的に聴き、できれば音読や書き取りの練習もあわせてすると良いです。また、中国語でアニメやドラマを観るのも、ストーリーを楽しみながら日常会話でよく使われる表現を学ぶことができ、一石二鳥です。

・例えばこのYouTubeチャンネルでは、ちびまるこちゃんを中国語音声&中国語字幕付で見ることができます。
www.youtube.com
・このJR Leeという台湾のYouTuberは発音が綺麗でオススメです。なんと英語も堪能なので、中英二言語で動画配信してくれているのが嬉しいですね。話すのが早いので上級者向けです。 www.youtube.com
・中国現代ドラマは、若者の間でよく使われる言い回しが出てくるのに加え、中国の社会や文化も反映されており、学びが多いです。キャスト陣も美男美女揃いなのでぜひ。こちらもやや上級者向けです。
(この記事で紹介したドラマは全てYouTubeで視聴可能です。)
icotaku.hatenadiary.com

スピーキングの練習は、オンライン中国語会話などに課金するのもいいですが、中国語ネイティブの友達を作り、定期的に会って話すのがオススメです。
大学生なら大学にいる中国人留学生に、社会人なら職場にいる中国人の同僚に、思い切って話しかけてみましょう。この時、相手が友達だからといって遠慮しないよう、発音や文法・語法の間違いは正直に指摘してほしいと伝えておくのがポイントです。

留学と資格試験について

より本格的な中国語を身に付けたい、中国での生活を体験したいと、という方には中国への語学留学がオススメです。その時点での中国語レベルに合わせた少人数指導を受け、授業以外の日常生活でも中国語以外の言葉が通じない環境に浸る中で、格段に中国語を上達させることができます。
詳しくは澤田翔さんが深セン大学留学について書いた記事や、私が北京大学留学について書いた記事をご覧ください。

shao.hateblo.jp

icotaku.hatenadiary.com

また、ある程度学習が進んだところで力試しに資格試験を受けるのも良いでしょう。逆に資格試験を受ける時期を決め、それを目標に学習計画を立てるのもモチベーションが上がりそうです。
中国語の資格試験として有名なものには中国語検定HSK(漢語水平考試)があります。
中国語検定は準4級・4級・3級・2級・準1級・1級、HSKは1級〜6級とそれぞれ6段階にレベルが別れており、HSK最上級の6級が中国語検定の2級から準1級にあたり、中国語検定の1級の難易度が最も高いようです。
中国の大学に交換留学または正規留学するにあたり、専門の授業を中国語で履修できるレベルかを確認するため、HSK5級または6級の取得を求められる場合もあります。
個人的には、学習を始めて半年たった時点で4級(語彙数1200程度)、一年たった時点で5級(語彙数2500程度)、一年半から二年たった時点で6級(語彙数5000以上)を受けるのがちょうど良いかと思います。
HSKはリーディング・ライティング・リスニングのテストとスピーキングが別れていますが、資格要件として求められるのは前者のみである場合が多いです。対策としては普段の学習以外にも、過去問を解いて問題形式に慣れておくのがオススメです。

中国語検定HSK公式過去問集5級[2015年度版]音声DL付 (中国語検定HSK公式過去問集2015年度版)

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終わりに

いかがでしたでしょうか。中国語は何だか難しそう...というイメージを抱く方も多いですが、発音という関門をクリアすれば、漢字を使う日本人にとって他の外国語よりも習得しやすいはずです。何よりも、自分が興味を持つことについて中国語で調査したり中国人にたずねたりすることで、正確な情報をいち早く手に入れることができるようになる、というメリットがあります。
一緒に中国語学習、頑張っていきましょう!加油(ファイト)!