身在东京,心在上海。

身在東京,心在上海。

こじらせ女子大生が暗号通貨・ブロックチェーンや中国についてゆるーく語ります。

北京に留学しよう!

こんにちは、こじらせ東大女子(@icotaku_utgirl)です。

先日澤田翔さんの「深センに留学しよう」という記事が話題となっていたのに便乗し、私も北京に1年間留学していた経験を元に「北京に留学しよう」という記事を書くことにしました。

shao.hateblo.jp

この記事では、北京に留学するメリット語学コースを設置している主な大学の紹介、私自身が留学していた北京大学の語学コースの紹介、そして気になる費用とスケジュールまで、一挙にお伝えしたいと思います。この記事をきっかけに、少しでも多くの方が中国留学・北京留学に興味を持つようになれば嬉しいです!

 

北京留学のメリット

  • ハイレベルな高等教育機関が多く、中国国内外から優秀な人材が集結

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北京大学清華大学中国人民大学中国科学院など、中国国内およびグローバルで高い評価を受けている高等教育機関が数多く集まる北京。質の高いカリキュラムと教授陣による指導のもと、日本の大学受験とは比べ物にならないくらい厳しい受験戦争(中国語で通称「高考・ガォカォ」)を勝ち抜き中国各地から集まってきた学生、そして世界各地から高い志を持って学びに来ている留学生と切磋琢磨できる環境が、そこにはあります。

日本人より日本の政治体制に詳しい中国人学生、漢字がスラスラ書けてネイティブ並の綺麗な中国語を話すオランダ人留学生、ネイティブレベルの中国語を話し現地で起業している日本人の正規留学生...枚挙にいとまがありませんが、こういうすごい人たちがザラにいます。

  • 古都として歴史・文化を体感できる場所が盛りだくさん
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天壇公園にある祭壇・祈年殿

3000年の歴史を持ち、金の時代から800年に渡り都として栄えてきた北京には、その歴史・文化を体感できる場所が盛りだくさん。定番の万里の長城故宮(紫禁城)のほかにも、清朝皇族の離宮庭園である頤和園や、明清代の皇帝が祭祀を行う場所であった天壇、そしてチベット仏教の寺院である雍和宮などの見所があります。さらに、中国最大規模の博物館である国家博物館首都博物院では、広大な館内で展示されている古代から近代に至るまで膨大な量の文物・資料を、完全無料で観ることができます。

北京市内の博物館や美術館は大小合わせると172箇所もあるとされており、歴史・文化好きを決して飽きさせることがありません。

  • かと思いきやスタートアップも盛んで、留学生の就業機会もあり
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清華大学にあるハイテクパーク。このようにハイテクパークが大学構内に設けられることも

中国の経済の中心といえば北京よりも上海ですし、スタートアップといえば「中国のシリコンバレー」と言われる深センを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は北京でもスタートアップは盛んなのです

比較的有名な北京大学の付近の中関村エリアのほか、北京には数多くの「科技园(ハイテクパーク)」が存在します。このようなハイテクパークには、格安のオフィススペースやインキュベーションプログラムなど、起業家への手厚いサポートが用意されています。なお、シェア自転車のofo、そして動画SNSのTikTokとニュースキュレーションアプリのJinri Toutiaoを運営するByteDanceも、北京発の企業です。

中には日中両国で事業展開を行うスタートアップもあり、日中二言語を操る留学生インターンとして積極的に採用しています。成長著しい中国のスタートアップで、語学能力を活かしながら働くという貴重な体験ができます。

語学コースを設置している主な大学

※以後の内容は語学留学を前提としていますが、交換留学生として専門の授業をとったり、学部や院の正規性として専門の勉強をすることも可能です。私は交換留学生として専門の授業を取ってもいたので、気になる方は個別にご連絡ください。

語学留学コースを設置していて留学生からも人気が高いのは以下の3校です。いずれも北京市北西部の海淀区にあります。

  • 北京大学:中国トップ大学のうちの一校で、特に文系学部が高い評価を得ている。対外漢語教育学院が留学生向け語学コースを開講。
  • 清華大学:中国トップ大学のうちの一校で、優秀なエンジニア人材を輩出していることで有名。対外漢語文化教学中心が留学生向け語学コースを開講。
  • 北京語言大学:中国語教師の育成で定評がある大学。実は北京市内で最も語学留学生が多い大学でもある。

語学コースの応募資格はいずれも「高校を卒業した18歳〜55歳(上限年齢は学校により異なる)の外国人」といたってシンプルで、英語や中国語のレベルの要求はなく、一から中国語を勉強することも可能です。

北京大学の語学コース

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北京大学のシンボル・西門
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キャンパス内には未明湖という美しい池も

私は上述の3校の中でも北京大学に通い、語学コースの授業もとっていたので、具体的な授業の様子を紹介します。

  • 初級・中級・上級とレベル別にクラスが分かれ、いずれも講師1:生徒15ほどの少人数クラス。入学時に受ける中国語レベルチェックテストの成績を元にクラス分けがされる。クラスメイトの国籍もバラバラで面白い。
  • 授業時間は8:00〜17:00の間で、各科目1コマ50分×2コマ+10分の休憩が基本。8時に授業開始なんて無理...と思われるかもしれないが、留学生寮から校舎まで徒歩5分なので授業開始前30分に起きれば間に合う。
  • 教科書の質が高い:大学傘下の出版社・北京大学出版社の教科書を使うのだが、これが非常に質が高い。ところどころ平易な英語で解説が書かれており、中国語初心者でも安心。
  • 講師の質が高く面倒見もいい:講師は基本的に中国語(普通語)しか話さないが、時々英語を使って解説を行うことも。少人数授業で講師が生徒一人一人のことを見てくれるので、授業中はしょっちゅう当てられるし、毎週出される宿題の添削も丁寧。
  • スピーキング(口語)× 週6コマリーディング/ライティング(漢語)× 週6コマ選択授業 週4コマ × 2 20時間が基本。選択授業の中には、「作文」「中英翻訳」「ビジネス中国語」など語学に特化したものから、「中国歴史文化」「中国概況」など、専門の授業に近いものまでさまざま。
  • 課外活動で、万里の長城ツアー、孔子のふるさとツアー、国際文化祭、餃子パーティーなど、リア充イベントも多数

何より、講師含むクラス全員にとって唯一の共通言語が中国語という状況のなか、中国語で中国語を学ぶ、という体験がよかったです。日本で中国語を勉強するより圧倒的に伸びは早いです。

費用とスケジュール

参考に、北京大学対外漢語教育学院に入学する場合の費用とスケジュールをまとめておきます(ソースはこちら)。清華大学はこちら、北京語言大学はこちらから、ご覧ください。

費用

  • 出願費用は400元(6400円)。その他、健康診断費用(日本と中国どちらでやるかによるが1〜2万円ほど)、保険費用(プランにもよるが一学期で6000円ほど)などの雑費がかかる。
  • 授業料は一学期につき18,000元(288,000円)、教材代は一学期につき150〜300元(2,400円〜4,800円)。
  • 寮費は二人一室(トイレ・バス共有、個別の寝室あり)で月3,000元(約48,000円)。学校外の賃貸アパートに住んでも良いが、家賃は寮費とそれほど変わらない。
  • 食費は食堂で食べるなら一回5〜15元(80〜240円)、外食なら一般的な飲食店で一回20元〜100元(320円〜1600円)。外来人口の多い北京には中国各地の郷土料理レストランが集まるほか、外国人も多いため日本料理・韓国料理・イタリアンなど外国のレストランも多く、まず食には困らない
  • 交通費は地下鉄が3元〜(48円〜)、バスは2元〜(32円から〜)、タクシーは13元〜(208円〜)。

よって、学校の寮に住み、たまに外食したりタクシーに乗ったりしても、月8万円で足ります。一学期の留学なら、学費30万+寮費4.8万×6+食費・生活費3万×6+雑費=90万円が目安でしょうか。

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北京大におよそ10ある食堂のうちの一つ。奥のカウンターでご飯を注文する

出願から入学までのスケジュール(9月入学の場合)

  • 3/1〜出願:早い者勝ちで枠が埋まっていくのでお早めに
    • 留学生ポータルで基本情報登録
    • 留学生ポータル上で記入・DLした応募フォーム、顔写真、学位証明書または在学証明書、在籍期間からの推薦状、パスポートのコピーを、留学生事務局に郵送
  • 6月上旬〜:受入通知、渡航準備
    • 健康診断(日本で受ける場合):日中友好医院または国立病院の受診結果のみ有効
    • ビザ取得:現在ビザの申請は、大使館で直接行うのではなく、中国ビザ申請センターまたは代理店を通して行う決まりとなっているので、注意
    • 予防接種:A型肝炎、B型肝炎、狂犬病などの予防接種を受けることが推奨される
  • 8月下旬〜:渡航と入学手続き
    • オリエンテーション
    • 入寮手続き
    • 健康診断(中国で受ける場合)
    • 居留許可の取得
    • 中国語レベルチェックテストとクラス分け
  • 9月中旬:授業開始!

ビザの取得や予防接種には時間がかかるので、計画的に進めましょう。

おまけ:中国留学関連で参考にすべきブログ

具体的な留学生活の様子を知りたい方には、下記のブログがおすすめです。いずれも早稲田大学からの交換留学生が書いています。

beida-panda2016.hatenadiary.com

zhendema.hatenablog.com

最後に

北京留学の魅力から語学コースを開講している大学の紹介、北京大学の語学コースの紹介、そして費用とスケジュールについて網羅的に書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事で少しでも中国、そして北京留学の魅力が伝わり、興味を持ってくださる方が増えれば嬉しいです!

語学を極めたいと思っている方も専門の授業を取りたいと思っている方も、質問や相談事項があればTwitterのDMよりご連絡ください。覚えている範囲でですが、なんでも答えます!

Twitter: @icotaku_utgirl

 

【翻訳記事】ブロックチェーン業界で活躍するAlibabaマフィアたち②

こんにちは、こじらせ女子(@icotaku_utgirl)です。

前回記事に引き続き、中国のブロックチェーン業界で活躍するAlibabaマフィアを紹介します。

icotaku.hatenadiary.com

こちらの記事の翻訳シリーズ第二弾になります。

www.sohu.com

7. 莫建祥(Jianxiang Mo、京杭区块链CTO/极信区块链CTO)

莫建祥はAlibabaグループでは、ソフトウェアエンジニアとして、ECサイト・Taobaoにおける売り手と書い手とのコミュニケーションツールである阿里旺旺や、Alibaba Cloudの開発に携わっていました。

Alibaba退職後は京杭区块链(Jinghang Blockchain)极信区块链(Jixin Blockchain)という二社のブロックチェーン企業創業に関わっています。
京杭区块链(Jinghang Blockchain)プロトコルや分散型アプリケーションの開発を手がけ、一方の极信区块链(Jixin Blockchain)は、ブロックチェーン界のAlipayを目指し、ウォレットや決済インフラの開発を主軸とする企業です。後者は2018年初に設立されたばかりで、杭州の官民共同ブロックチェーンファンドである雄岸基金(Grand Shores Blockchain Fund)から1000万ドルの出資を受けています。

8. 孙忠英(Zhongying Sun、元OKEx CTO)

孙忠英はAlibaba Cloundのエンジニアとして、「飛天5k計画をリードしてきました。

「飛天5k計画」とは、Alibaba Cloudのサーバー数を5000台にまで拡張する計画のことで、2013年8月に実現され、Alibaba Cloudが提供するコンピューティングパワーはGoogleやFacebookを抑えて世界一となりました。Taobaoの独身の日(11月11日)イベントの際に、Alipayが大量のトランザクションを処理することができるのも、この圧倒的なキャパシティを誇るAlibaba Cloudのお陰と言えます。

世界で最大手の取引所の一つ・OKExではCTOとして活躍していましたが、現在は分散型データストレージ構築を目指すプロジェクト・Lambdaのアドバイザーを務めるかたわら、新興の取引所・CoinMexのCTOを務めています。

9. 林先锋(Xianfeng Lin、Bestsign Founder兼CTO)

林先锋は、Alibabaではエンジニアとして、Alibaba Cloudの開発に関わっていました。

彼が創業したBestsign(上上签)は、ブロックチェーンを活用した電子署名システムを提供しており、UnionPay・Lenovoなどの大手企業でのシステム導入実績があるほか、そしてMicrosoft Office・Kingsoft Office・Bitfuryと戦略的提携を結んでいます。

 

10. 卢亮(Luacs Lu、CyberMiles Founder)

卢亮は、ECサイト・Taobaoのモバイルサイトのマネージャー第一号を務め、そこで得たEコマースに関する知見を生かしてC2CのモバイルECサイト・5milesを立ち上げた経験も持っています。

その後に立ち上げたCyberMilesも、「Eコマース界のEthereum」という位置付けで、Eコマースに特化したブロックチェーンインフラを提供しています。

 

11. 侯欣杰(Xinjie Hou、Warp Future Founder)

侯欣杰は2007年、Alibabaグループのセキュリティーセンターの社員第4号として参画し、Alibaba Cloudの立ち上げにも携わりました。グループ全体で初となるホワイトボックステストのプログラムの開発、さらにAlibaba Cloudの不正アクセス防止機能開発にあたって責任者を務めました。

ホワイトボックステスト:システムのテスト手法のうち、特にどのような論理構造で作成されているかに着目したテストのことで、プログラムの外部仕様には着目せず、論理を実現するために使われている命令や、分岐が正しく動作するか、といった部分についてチェックが行われます。(Weblio辞書)

Alibabaを退職し立ち上げたWarp Future(曲速未来)では、従来のサイバーセキュリティの技術にAIを組み合わせ、IoTやブロックチェーンのネットワークの安全向上のためのツールを提供しています。ブロックチェーン領域では具体的に、スマートコントラクトやコールド/ホットウォレット、取引所のセキュリティ問題に対応しています。

 

※中国語の原文ではTSPのFounderである斐飞氏という人物も紹介されていましたが、筆者の調査の結果、企業や人物に関わる情報を発見できなかったため、本記事では言及しておりません。情報をお持ちの方がいましたら、TwitterのDMよりご連絡お願いします。

総括

本記事では二回にわたり、ブロックチェーン業界で活躍する11名のAlibabaマフィアを紹介してきましたが、彼らはビジネス職ではなくエンジニア職で活躍してきたという共通項を持っています。クラウドやサイバーセキュリティ、Eコマースなど、各自Alibabaで得た高度な技術的専門性をブロックチェーン業界でも活かし、その発展に貢献しているように思われます。

Alibabaマフィアが創業した企業が中国および世界のブロックチェーン業界でどんな展開を見せるか、今後も注目していきたいところです。

【翻訳記事】ブロックチェーン業界で活躍するAlibabaマフィアたち①

こんにちは、こじらせ女子(@icotaku_utgirl)です。

みなさんクリスマスはどうお過ごしでしたか?私はいつも通り、ひたすら卒論とリサーチをやっていて、タスクが落ち着いた夕方に気分転換を兼ねてツイートしたら、こんなコメントをいただきました笑

さて、余談はこれくらいにして、最近「ブロックチェーンで起業したAlibaba出身者」 という面白い中国語記事を見つけたので、その翻訳も兼ねて業界で起業した12名のAlibabaマフィアたちを、二部に分けて紹介したいと思います。

www.sohu.com


皆さんが投資しているあの通貨、いつも使っているあの取引所にも、実はAlibabaマフィアが関わっているんですよ。

1. 帅初(Patrick Dai、QTUM Founder)

帅初というあだ名で知られる戴旭光は、Alibaba入社前、中国科学院の博士課程に在籍している時から、暗号通貨とそのプロトコルレイヤーの技術を研究していたそうです。

Alibabaを辞めた後は、BitcoinとEthereumの架け橋を創りたいと考え、2016年8月からQtum(量子链)の開発を始めたそうです。18年4月23日には、Qtum上で開発された最初のDappsで、分散型予測市場のBodhiをローンチさせました。

2. 朗豫(Lang Yu、8BTC Founder/Bytom CTO)

朗豫はAlibabaグループの中でもAlipayのエンジニアとして働いた後、2014年、2011年にローンチしていたブロックチェーンメディア・8BTC(巴比特)の法人化のタイミングでジョインしました。8BTCではビットコインデータセンターシステム・Blockmeta.comや、ICOポータル・币众筹の開発を担当しました。

現在では同社が開発するパブリックプロトコル・BytomCTOも務めています。

※2017年9月4日のICO禁止令を受け、币众筹は既に閉鎖されています。

3. 徐义吉(Hitters Xu、Nebulas Founder/NEO Founder/GemPay CEO)

徐义吉はNEOの前身である小蚁(Antshares)の3名のFounderのうちの一人で、現在はNebulas(星云链)のCEOを務める連続起業家です。

NEOの開発に1年ほど関わった後、ビットコインを使った国際間決済システム・GemPayを創業、そしてAlibabaグループ傘下のAnt Financialにて、BaaSプラットフォームの開発をリードしました。Ant Financial退職後は再び独立しNebulasを立ち上げています。

他にもビットコインディベロッパーコミュニティ・Bitsclubの立ち上げ、ICOポータル・ICO365の立ち上げ、国際ビットコインカンファレンス開催など、いずれも当時国内初であった取り組みを進めてきました。 

4. 谭晨辉(Chenhui Tan、币世界 Founder&CEO)

谭晨辉は、中国国内で金色財経や8BTCに次いで有名なブロックチェーンメディア・币世界のFounder兼CEOです。Huobi JapanのTwitterアカウントが配信するニュースも、しばしば币世界が情報源だったりします。

 

币世界を創業する前、Alibabaでは飲食店や宿泊施設等のクーポンを提供するMeituanの広報担当を務めていました。17年12月のエンジェルラウンドでは、中国系の8 Decimal Capital(八維資本)から数百万元規模の出資を受けています。現在約50名の社員のうちエンジニアが半数を占めていますが、今後は人件費削減のためにもより一層技術主導型の運営へと切り替えていくとのことです。

5. 郭睿(Rui Guo、Ultrain Founder&CEO)

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郭睿はAlibabaで、セキュリティ部門のテックリード、そしてビッグデータ部門の責任者を務めていました。

彼が創業したUltrain(超脑链)は、スケーラビリティ問題の解決を試みる次世代型パブリックチェーンで、17年5月から18年8月の間、Arrington XRP CapitalやDHVC等大手VCから合計2000万ドル以上の調達に成功しています。郭睿だけでなく、同社CTOの李宁(Ning Li)もAlibaba出身で、Alipayのブロックチェーン部門を率いた経験を持っています。

6. 赵峰(Feng Zhao、YOUChain Founder&CEO)

赵峰はAnt Financialで、地元密着型口コミサービス・Koubei(口碑)のディレクターを務めていました。Alibabaグループの他にもTencentやMicrosoftでの職務経験もあり、SNS・ゲーム・オムニチャネルコマースにおいて豊富な知見を持っています。

YOUChain(有链)は、個人に紐づく価値をデジタルアセット化し、自由に交換できるようにするプラットフォームを創るプロジェクトです。赵峰は過去のインタビューで、「今までは大企業が中央集権化を促進するような事業にばかり関わってきたが、現在はブロックチェーン領域でその正反対のことに取り組みたい。それでこそ個人をエンパワーメントが実現するのだ」と述べています。

 

いかがでしたでしょうか?

次回の第二部では残り5名のAlibabaマフィアを紹介します。お楽しみに!

 

 

 

深センのおすすめ街歩きスポット

こんにちは、こじらせ女子(@icotaku_utgirl)です。

11月末から5日間、「中国のシリコンバレー」として名高い中国・深センを旅して来たので、深セン市のおすすめ街歩きスポットを紹介したいと思います。

若い起業家たちが中国全土から集まる活気に溢れる深センですが、
北京や上海・広州など他の大都市と比べると、お世辞にも観光資源が豊かとは言えないため、どこに遊びに行けば良いかわからない、という人も多いかと思います。

そこでこの記事が少しでもお役に立てば幸いです!

ただし深センは元々小さな漁村で、1978年から始まる改革開放政策のもと開発が進んだ比較的新しい都市のため、北京・西安・南京のような古都ほど、歴史・文化を感じられるような「観光地」は少なく、あえて「街歩きスポット」という表現を使っています。

1. 華強北電子市場

日本の秋葉原を模して作られたとも言われる華強北電子市場は、賽格市場華強電子世界遠望数码商場などいくつかの市場から成り立つ、電子部品やガジェットの卸売市場です。

その中でも賽格市場(SEG Electronic Market)が有名で、ビルの1-10階が全て電気製品や電子部品の卸売市場となっています。カラフルなUSBケーブル、店舗が決済に使うQRコード読み取り機やカード読み取り機、おしゃれな木目調のキーボード、そしてお土産にぴったりな可愛らしいUSBまで、何でも売っています。深センに拠点を構えるハードウェアスタートアップも、きっとここで開発に必要な部品を調達しているのでしょう。階が上がるにつれ、売り物が部品から製品へと進化していくのが、なかなか面白いです。

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大量のUSBケーブル
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大量の豆電球
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アニメキャラクターモチーフのUSB


特に印象的だったのは、1階入り口付近で売っていたiPhoneそっくりスマホです。ハードのデザインからアプリ一覧画面までiPhoneそっくりで、スペックもiPhoneには劣るものの悪くはないのですが、中のOSは実はAndroidなのです。(写真撮り忘れました、、)
気になるお値段はたったの600元ほどで、値下げ交渉も可能です。得意な方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

また、確か5階だったと思いますが、BITMAINのマイニングハードウェアも売ってました!クリプト愛好家としてはたまらないですね。

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BITMAINのマイニングハードウェア

 アクセス:地下鉄1号線「華強路」駅からすぐ

2. シェアオフィス

深センにはMaker Space(創客空間)と呼ばれるシェアオフィスが多く存在し、創意工夫に富んだガジェットを開発する数々のスタートアップが入居しています。
このようなシェアオフィスは往往にして、BAT(Baidu・Alibaba・Tencent)やMicrosoft、 Amazonなど大手IT企業の出資を受けています

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華強北国際創客中心入り口。入居企業と協賛企業のロゴがズラリ
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シェアオフィス内のとある一室の風景


今回訪問した華僑北国際創客中心には、個室オフィスが蜂の巣状に所狭しと詰まっており、それぞれの部屋で若い起業家たちが夢中でガジェットを開発している様子が印象的でした。その日はちょうど、いくつかのベンチャーキャピタルも出資の検討のため視察に来ていました。

このようなシェアオフィスは普段自由に開放されているわけではないですが、入居者に繋いでもらえば見学できるのでぜひ!

 

アクセス(華強北国際創客中心):地下鉄1号線「華強路」駅からすぐ

3. 深セン博物館

中国のほとんどの都市には公営の博物館があり、無料で見学にできるにも関わらず展示が充実しているのが魅力です。北京や西安など数千年の歴史を誇る古都は、博物館が多く一つ一つの規模も大きいので、歴史好きは博物館巡りだけで何日も費やす、という話も聞きます。

深センの深セン博物館の見所は、改革開放政策に関わる展示です。この展示を通して、改革開放が始まった1978年から40年間、深センがどのように小さな漁村から現代的な大都市へ変貌を遂げたか理解することができます。開発の現場で働く従業員の持ち物や、新中国初の株式を買うため何日も列に並ぶ市民の写真など、改革開放に関わる人々の様子を鮮やかに描いた展示が印象的でした。

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深セン博物館外観。見ての通り巨大
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深センBefore&Afterの展示写真

アクセス:地下鉄2・4号線「市民中心」駅からすぐ

4. テーマパーク(世界の窓・锦绣中华/中国文化民俗村东部华侨城)

比較的新しい都市である深センは元々観光資源が少ないためか、テーマパークの開発に力を入れています。数あるテーマパークの中でも代表的なのが、「世界の窓」「錦綉中華/中国文化民俗村」「東部華僑城の三つです。

世界の窓は、世界の歴史·文化遺産や観光地のミニチュアを集めたテーマパークです。園内にはアジア·ヨーロッパ·アフリカ·南北アメリカと世界各地に対応するエリアがあり、アンコール·ワット、エッフェル塔、スフィンクス像、ホワイトハウスなど、それぞれの地域を代表する観光地のミニチュアが展示されています。
上で挙げた3つの中で、世界の窓にだけは行ったことがあるのですが、正直に言うと地元民は決して行かないであろうB級感漂うテーマパークです。笑 が、そのB級感が逆に面白いんです!

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世界の窓(外部ページより借用)

錦綉中華/中国文化民俗村は、中国全土の観光地のミニチュアを集めた錦綉中華と、中国少数民族の村を再現した中国文化民俗村から成り立っています。「世界の窓」の中国版とも言うことができる錦綉中華は、パーク全体が中国地図のようになっており、園内のアトラクションも中国国内での位置に対応するように配置されています。西安の兵馬俑に北京の万里の長城など、中国の名所を擬似的に巡ることができますが、やはりB級感は否めないようです...一方中国文化民俗村では、少数民族独特の文化を反映したショーも観ることができ、旅行客の間でも錦綉中華よりこちらの方が人気が高いようです。

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錦綉中華/中国文化民俗村イメージ図(外部ページより借用)

東部架橋城(OTC East)は、市東部沿岸に位置する総合リゾートパークです。巨大な敷地に、山あり川ありの自然、異国情緒ただようミニテーマパーク、ゴルフコース、宿泊施設などが広がっています。市中心部から遠くアトラクションが多いため、泊りがけで訪れるのがおすすめです。

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東部華僑城イメージ図(外部ページより借用)

アクセス:
世界の窓:地下鉄1・2号線「世界之窗」駅からすぐ
錦綉中華/中国文化民俗村:地下鉄1号線「華僑城」駅からすぐ
東部華僑城:路線バスM191・387等「東部華僑城」駅からすぐ

5. 蓮花山公園

蓮花山公園は市中心に位置する大型公園で、市民の憩いの場でもあります。市中心とは思えないほど広い緑地が広がっていますが、公園内の池に映る周囲の高層ビル群を観ると、大都会の真ん中にいることを実感できます。

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日中の蓮花山公園イメージ図(外部ページより借用)


日中に出かけ、その自然を楽しむのも良いですが、鄧小平の像が立つ丘の上は夜景スポットとしても有名です。現在は改革開放40周年を記念する約20分のナイトショーも観ることができます。私が行ったのは週末の夜だったため市民も多く集まっており、美しく彩られる深センの街並みを観て感動する市民たちを、改革開放の父である鄧小平の像が穏やかな表情で見下ろしているという情景が、とても感動的でした。

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丘の頂上から見たナイトショー

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丘の頂上にそびえる超巨大鄧小平像

アクセス:地下鉄3・4号線「少年宮」駅からすぐ

おまけ

  • 深センには香港経由で行く人が多いようですが、実は深セン航空が直行便を飛ばしており、飛行時間も5~6時間弱と、東京・香港間とそれほど変わりません。
    ただし、東京・香港間を結ぶ便に比べると本数が少ないので、フライトの時間をフレキシブルに時間を選びたい場合は香港経由で入国するのが良いかもしれません。最近、香港・深セン間を15分で結ぶ新幹線も開通したので、香港から深センへの移動時間も短縮されました。
  • 深センのグルメと言えば、広東省・香港一帯の名物である広東料理ですが、外来人口が多い深センには中国各地の郷土料理レストランも数多く存在するので実質何でも食べられると言っても過言ではありません。好みに合わせて選んでみてください!
    そして、現地で人気があり私自身も大好きなのが、喜茶という濃厚なチーズ味のクリームが載ったミルクティーです。広東省発のお店で、他には上海や北京、南京などにも出店していますが、広東省外では店舗数が少なく長い時間並ぶこともあります(去年は上海の店舗に行った時の待ち時間は2時間でした...今は上海にも10店舗以上あるのでそれほど並ばないと思いますが)。深センには30店舗近くあり、それほど並ばないので、ぜひ深センにいる間にトライしてみてください!

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喜茶イメージ図(外部ページより借用)、上の白い泡状のものがチーズクリーム

最後に

「中国のシリコンバレー」として話題になっている深センですが、博物館やテーマパーク、緑豊かな公園など、他にも魅力的な街歩きスポットが盛りだくさんです。「実際どこに遊びに行けばいいの...?」という時の参考になれば幸いです!

中国ドラマ『欢乐颂(Ode To Joy)』の登場人物から読み解く中国現代社会の闇

こんばんは、こじらせ女子(@icotaku_utgirl)です。

本日は、中国・上海を舞台に、マンションの同じ階に住む5人の女性たちが、お互い助け合い時には衝突しながら、恋に仕事に奮闘する様を描いた、2016-2017年の大ヒットドラマ『欢乐颂(Ode to Joy)』を題材に、中国現代社会の闇を解説します。

 

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...そんな前向きな筋のドラマから社会の闇が読み取れるの?って感じですが、これが、5人のヒロインそれぞれの生い立ち・マインドセット・行動に、顕著に出るんです。今回は5人の中でも特に闇の深い攀姐こと攀胜美(パン・シェンメイ)に焦点を当てます。

 

攀姐ってどんな人?

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はぁ、ため息が出るほど美しい。端的に言って色気やばい。蒋欣(ジャン・シン)という女優さんが演じています。ドラマ放映当時は33歳でした。


役柄は、外資系企業の人事担当として働く色気たっぷりのお姉さんで、年齢は5人の中で上から2番目で、その面倒見の良さゆえ「攀姐(攀ねえさん)」との愛称で親しまれています。ヒロイン5人のうち、大学を出たばかりの年下の女の子2人とルームシェアをしています。アラサーに突入してからは結婚願望がますます強くなり、日々お洒落してお見合いに勤しんでいます。笑

 

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...いつも決まってますね!!!

 

そんな攀姐ですが、彼女の境遇は中国社会の深〜い闇を反映しており、それが彼女を長年の願望である結婚から遠ざけているように思えました。では一体どんな闇なのか解説していきます。

 

1: 中国の田舎部に残存する男尊女卑

攀姐は普段上海で暮らしていますが、江蘇省の南通という地方都市の郊外出身です。そこで暮らしている彼女の兄一家と両親には男尊女卑の考えが未だに残っており、何かにつけて彼女から搾取しています。

↓上から両親と甥、兄夫婦

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例えば...

  • 攀姐が給料の大部分を仕送りして両親と兄一家の生活を支えている。毎月の仕送り以外にも、問題が起きる度、両親が攀姐にお金を請求。一方兄は、まともに仕事せず呑んだくれてばかりだが、両親は文句一つ言わない。
  • 兄が結婚するにあたり購入したマンションの前金(なぜ結婚の際に購入する必要があったのかは後述)も全て攀姐が負担。
  • 困窮すると上海の攀姐の元に押しかけ、攀姐やその友人たちにまでお金をせびる。

...というありさま。

↓攀姐の母親が初対面の攀姐の近所の人にお金を貸してくれるよう頼む様子

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男尊女卑の風潮に加え、元々彼女一家が貧しかったのと、兄がスーパーロクデナシ(まともに働かず暴力沙汰を起こしてばかり、父危篤の時さえ面倒を見ずに逃亡、などなど)だったのも、彼女に重い負担をかける結果となりました。

中国の農村には古くから、労働力になり、かつ嫁や将来生まれた子供を一家の一員として迎え入れることができる男子を好む傾向がありました。女子は他の家に嫁いでしまうので、一家の戸籍から抜けてしまいます。そのため、一人っ子政策の時にも農村では男子が好まれ、女子が生まれると捨てられたり戸籍登録されなかったり(黒孩子と呼ばれる)といった現象が見られました。

攀姐の実家が農業を営んでいる様子は確認できませんでしたが、彼女の両親が農家で生まれ育ったために、男尊女卑の考え方をまだ引きずっているのでは、と思いました。

攀姐はご覧の通り綺麗で賢く、気配りもできる女性なので、男には基本困らないのですが、実家の事情がバレた途端フラれてしまうことが多かったようです。観ているこっちが辛いですね。

2: 中国人男性には重すぎる結婚の条件

そんな攀姐でしたが、遂に素敵な彼氏ができます!彼氏は王柏川(ワン・バイチュアン)という人物で、彼女の大学の同級生、温厚で誠実な爽やかイケメンです。まさに美男美女カップル。

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しかし、攀姐が結婚相手に求める厳しすぎる条件のために、彼も苦しむことになります。

 

現代の中国の女性が結婚相手に求める条件はよく「有车有房有户口」と言われます。

  • 车:マイカー。
  • 房:「房子」の略で、マイホームのこと。
  • 户口:户口は戸籍のことで、北京や上海など、大都市の戸籍が好まれる。

日本人女性がかつて3K(高学歴・高身長・高収入)を結婚相手に求めたのと同じような感じですね。戸籍は努力で変えられるものではないので妥協するとしても、女性からしたらマイカー・マイホームは揃えて欲しい!というのが本音のようです。

マイカーは、車本体の購入は言わずもがな、大都市では車のナンバーを取得するのに大変なコストがかかります。例えば上海では、毎月限られたナンバーがオークション形式で売り出されるので、有利な価格を提示しなければならず、最大で8万人民元(約128万円)かかります。

マイホームは、結婚後に購入するのでは遅く、プロポーズ前に購入しなければ女性から受け入れてもらえません。私の中国の友人(25歳)も、父親の援助を得てマイホームを買った際、「マイホーム買った!内装も完璧!あと足りないのはお嫁さんだけ!!」とぼやいてました。笑

中国ではここ数年住宅バブルが発生、特に北京や上海などの大都市では住宅価格が著しく値上がりし、市政府が購入制限政策をとったほどです。例えば、上海のオフィス街から地下鉄2号線で30分ほどの広蘭路駅付近で物件を探してみると、築20年の中古物件でも平方メートルあたり5万元(約80万円)、つまり3LDKで70㎡ほどの物件だと350万元(約5600万円)かかるようです。築年数が浅いものや立地がいいものは間違いなく億超えます。

 

攀姐ももちろん例外ではなく、王柏川と再会したばかりの時にマイカー・マイホームの有無を探るシーンがあります。しかし、王柏川がレンタカーの高級車をマイカーだと言い張ったことが後でばれ、ちょっとしたいざこざが起こります。笑(そんな彼女も、3人でルームシェアしていることを隠し、マイホームを持っていると嘘をつくのですが。)

↓実はこの高級車、レンタカーなのですが、何も知らない攀姐は大喜び。笑

付き合い始めた後も、王柏川はマイホームの頭金を工面するために事業を軌道に載せなければいけないというプレッシャーに晒され続けることになります。マイホームのために、時には働きすぎたり、接待で取引先を楽しませるために飲みすぎてしまったりと、痛々しいけど素敵な彼氏さんです!しかもイケメン。二人には幸せになってほしかったな。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回紹介した攀姐以外の4人の登場人物も、仕事・就活・家庭環境などなど現代中国ならではの悩みを抱えており、「この悩み共感できる!」「こんな悩みもあるんだ〜」などと、非常に考えさせられるドラマでした。

Youtubeでシーズン1・2共に日本語字幕付きで観ることができるので、気になる方はぜひご覧ください!私も切実に語り合える仲間が欲しいです!笑

www.youtube.com

私がハマった中国ドラマ

こんにちは。こじらせ東大女子(@icotaku_utgirl)です。

 

今回は私がハマった中国ドラマをいくつか紹介します。

元々は、去年の夏中国にいた時、滞在していたホテルのテレビをつけたところ、ちょうど放映していた「我的前半生」というドラマにハマってしまい、帰国後も続きを観ていたところからハマりました。そこからBaiduで流行った中国ドラマを探してはYoutubeで観るのが日課となりました笑

そもそも中国ドラマの魅力は何なのでしょう。私は以下の3点だと思います。

  • 中国語の勉強になる(特にリスニングと現代特有のスラングが身につく)
  • 中国の社会事情が垣間見える
  • 強くて美しい女性が活躍する姿が見られて元気になれる

特に3点目は中国の女性像をよく表していると思います。バリキャリ思考の女子にとってロールモデルのような人物に出会えます。(ただしどのキャラも完璧すぎてやや怖いです笑)

 

では早速私が観てきたドラマを紹介します!

欢乐颂/欢乐颂2(Ode To Joy)

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舞台は上海。欢乐颂小区(集合住宅のようなもの)の22階に住む5人の女性のキャリア、友情、恋愛模様を描いたドラマ。シーズン1と2があります。

5人の女主人公たちは、中国では「五美」と呼ばれ、よく視聴者の間では「五美」のうちどの女性に共感するか、どの女性がタイプかなどという会話をしていました。帰国子女のエリートキャリア女子、アネゴ系セクシー女子、夢見る恋愛体質女子、優等生女子、おてんばお嬢様女子と、異なる五人が揃っていて見応えがあります。そして男性陣もかっこよく目の保養です。

 

那年花开月正圆(Nothing Gold Can Stay)

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舞台は清王朝時代の陕西省(今の西安のあたり)。低い身分出身でありながら、地元の一大商家にとつぎ、数々の困難を乗り越えながら、持ち前の機転とチャレンジ精神で一家を繁栄に導いた女性の物語。清朝の装束が実に美しいです。(衣装にいくらお金かけたんだろうって感じ)

 

谈判官(Negotiator)

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交渉官(Negotiator)として活躍する才色兼備の女性と、わがまま坊やに見せかけて実は有能で芯のある青年とが、幾多の波乱を乗り越えて幸せになる話。ヒーローがヒロインを食事に強制連行したり、無理やり飛行機に乗せて拉致したりと、やや乱暴だったので、個人的にはあまり好きではない笑 でも写真を見てわかる通り、二人ともすっっごい顔が美しいです。

 

微微一笑很倾城(LOVE O2O/シンデレラはオンライン中)

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名門大学に通う二人の大学生がオンラインゲームで知り合い、一緒にプレイしているうちに意気投合。リアルでも出会いを果たし至極順調に恋愛するという物語。中国ドラマには珍しく順風満帆で、話自体は面白くないですが、主人公カップルが(見た目も中身も)美しくお似合いすぎるので最後まで観られます。笑

 

因为遇见你(Because of You)

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刺繍の大家である一家に生まれたお嬢様が、とある事件をきっかけに失踪して記憶を失い、様々な困難に見舞われながら、生まれながらの刺繍の才能で成功を収めていくという物語。こんなに画面が美しいのに、悪役の女性(右端のシルバーのワンピを着た人)のおかげで物語はドロッドロ。想像を絶するほどにドロッドロです。笑 

ちなみに私のアイコンはこのドラマの主演をつとめる孙怡(スン・イー)さんという方です。私本人ではないのでSCAMですね。笑

 

我的前半生(The first half of My Life)

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高収入の夫と可愛い息子に囲まれ、8年間優雅な専業主婦生活を送ってきたヒロインが、突然夫の不倫で離婚を切り出され、不幸のどん底に突き落とされるも、親友と親友の彼氏の助けを借りながらキャリアを築き、独立した立派な女性になっていくという物語。女主人公を演じる女優さんがアラフォーとは思えないほど可愛い。そして、その親友が外資コンサルでマネージャーとしてバリバリ働くキャリアウーマンで、とっても男前。

でもヒロインとその親友の彼氏との間に色々起こってしまうので、こちらも話自体はドロッドロです。笑

 


 

いかがでしたでしょうか?ドロッドロのドラマが多めですが、面白そう〜と思ったものがあればぜひご覧ください。どれもYoutubeで英語字幕がついたものがあったはずです。

 

次回からはいずれかのドラマを取り上げて、あれこれレビューしていこうと思います。では再见~!(なんだか中国の駐妻さんのブログっぽくなりそうな予感がします。笑)

 

【ミートアップレポートvol.1: MoneyToken】ブロックチェーンを活用した金融の可能性

 

こんにちは、こじらせ東大女子f:id:korilakkuma123:20180421155754p:plain@icotaku_utgirl)です。

本日は5/7にLIFULL HUBで行われた、MoneyTokenのミートアップのレポートをお届けしたいと思います。

本イベントはミスビットコインこと藤本真衣さんが関わっているBlockchain PROseedシリーズの一環で、

Peatix上で検索・参加申し込みができます。

今話題のICOプロジェクトの中の人の声を直接聞ける良い機会なので、興味を持った方はぜひ参加してみてください!

 

はじめに:MoneyTokenとは

Meetupのレポートに入る前に、MoneyTokenの概要を紹介します。

MoneyTokenは、仮想通貨を担保とした法定通貨や価値ペッグコインによるローンを提供します。

BTCやETHの他にも一部のアルトコインやICOトークンを担保とすることができ、USDやMoneyTokneオリジナルのMTCといった様々な価値ペッグコインでの融資を提供しているため、資金の用途に応じてフレキシブルにローンを組むことができます。

想定されているユースケース

  • マイナー:採掘した通貨を売却しないまま、設備再投資のための資金を調達したい場合
  • 仮想通貨投資家:現在のポートフォリオを崩さずに、さらなる投資をしたい場合
  • ICOプロジェクト:集めた仮想通貨を緊急で現金化(リクイデーション)したい 場合
  • 取引所:トレーダーの信用取引のニーズに応えたい場合

類似案件ではCelsius, ETHLendがありますが、一口に「仮想通貨ローン」と言っても、

  • どの通貨を担保にできるか
  • どの通貨で融資を受けられるか

でだいぶ違いがあります。


CelsiusBTC・ETH・一部のアルトコインを担保に、FIATを借りることができる仕組みです。将来的には仮想通貨での融資に、ユーザーのウォレットで眠っている仮想通貨を利用して、仮想通貨での融資も始めるとのことです。

一方ETHLendは、ERC20トークンを担保に、ETHを借りることができる仕組みです。

よってETHLendを使うのは、(いわゆる)草コインをホールドしたまま他のコインに投資するためのETHが欲しい、といった場面になると想像できます。

MoneyTokenとCelsiusは、仮想通貨を持ったまま現金が欲しい、という場面に適している点が共通していますが、MoneyTokenはFIATの他に価値ペッグコインでも融資を受けられるのが利点です。投資家にとっては、FIATよりもUSDTのような取引所における基軸通貨を受け取る方が便利ですからね。

 

それではミートアップの内容について書いていきます!

 

CEO Jerome氏による講演:仮想資産(Crypto-Assets)の種類と性質

そもそもお金には、価値の保存支払い手段価値の尺度、の三つの役割があります。

お金の三つの役割

  1. 価値の保存:将来の支払いや決済に備えた貯蓄。
  2. 支払い手段:その通貨が使われている地域ならどこでも、自分の欲しいものと交換できる。
  3. 価値の尺度:物価やサービス価格を通貨で表す。

それでは仮想通貨、より正確には仮想資産(Crypto-Assets)はどの役割を果たしているのでしょうか。
仮想資産を大きくコイントークンの二種類に分けて考えてみたいと思います。

※注:「通貨」は本来、「国家もしくはその地の統治主体によって価値が保証された価値交換媒体」を指すため、「仮想資産」という言葉を用いたのだと思われます。

コイン:いわゆる「仮想通貨」

コインとは、支払い手段として機能すべく生み出されたもので、BTCやETHが代表例です。一般に「仮想通貨」というと、コインを指していることが多いですよね。

コインにも、USDTのように、何らかの価値をペッグすることで価格が安定したコインと、BTCやETHのように値動きの大きいコインの二種類が存在します。

コインは本来支払い手段として開発されたにも関わらず、その値動きの激しさゆえに価値の保存を目的として捉えられるようになりました。それが、ビットコインがDigital Goldとも言われている所以です。それに対する危機感から、支払い手段として機能する価値ペッグコインが誕生したのであり、私自身もその重要性を認識しています。

トークン:ICOで発行される仮想資産

一方のトークンは、ICOで発行される仮想資産を指します。

トークンには、有価証券と同様に配当権や議決権が付いたセキュリティートークンと、特定のサービスの中で使える支払い手段やサービスチケットの役割を果たすユーティリティートークンが存在します。

こちらは本来、あるサービス内での支払い手段として機能するはずですが、現状サービスの実装が完了したICOがほぼ存在せず、プロジェクトへの期待感で値段が動いていることを考えると、

結局は価値の保存に利用されていると言わざるを得ません。

模範的な仮想資産と仮想資産

コインにしろトークンにしろ、現状仮想資産は価値の保存の役割を果たしていると述べましたが、

価値の保存に適した、つまり将来の価値の増大が期待できるような仮想資産はどのようなものなのでしょうか。

 

POINT : 模範的な仮想資産
  • 技術的優位性ビジネスモデルの優位性コミュニティの強力な支持がある
  • 流動性がある=つまりどこかの取引所に上場していて一定量の取引量がある
  • 発行トークンの30%以上が流通している=運営側の所有量が少ない
  • 分散化・非中央集権化の思想を体現している

 

POINT : 模範的でない仮想資産
  • 期待感の醸成によってのみ価格をあげる
  • 流動性がない
  • 流通量が30%未満=運営側が大部分を所有している
  • 中央集権的である

 

Jerome氏、Roger Ver氏、Alex氏によるパネルディスカッション

続いてはJerome氏(以下J)、有名エンジェル投資家のRoger Ver氏(以下R)、MoneyToken COOのAlex氏(以下A)によるパネルディスカッションです。

Q1.仮想通貨市場の乱高下が続く中で、市場全体とそれを取り巻く環境は今後どうなっていくか?

R: ボラティリティーが大きいと言っても、数年前に比べれば安定している方だよ(笑)。あの頃と比べると市場への参加者はだいぶ増えたけれど、時価総額を見るとまだまだだから、これからさらに多くの人が参入してくれば安定してくるんじゃないかな。
A: ブロックチェーンや仮想通貨は唯一無二の優れた技術だと思うから、今後の市場の展望は明るいよ。「サピエンス全史」という本に、"next change comes when people imagine that(想像すれば変化はおこる)"と書いてあったけれど、まさにその通りだね。
J: 今年は市場がより予測可能で成熟したものになるだろうね。今が投資のチャンスだよ!仮想通貨・ブロックチェーンは決して一過性のバブルでは終わらないはずさ。

Q2. 仮想通貨・ブロックチェーンの明るい未来を実現するために克服すべき課題は?

R:正しい知識の普及と、法定通貨の決済ネットワークとの連携かな。
A:コミュニティの拡大法規制かな。今ブロックチェーンを真に理解し支持しているのはごく一部に限られているから、支持者のコミュニティを拡大する必要がある。法規制に関しては、本当に人々が必要とする所まで行けば、規制を緩和せざるを得なくなると思う。J: 詳しい知識のない人でも、手数料など細かい点を気にせず、日常的に利用できるようになればいいよね。

Q3. 日本ではICOが流行っているが海外、特にアメリカやヨーロッパでは流行っているのか?

※ここでは三人の回答に私の所感も勝手に交えてお答えしています(笑)

そもそも最近の日本でICO(のローンチ)が流行っているかと言われると、答えはNoだと思います。法規制・税制の面で日本よりもやりやすい国はいくらでもあるため、海外法人を設立してICOしている例が多いですね。

法人登記ではなく純粋に日本発チームのICOは多いのかを考えても、決して多い方ではないです。
アメリカ、特にサンフランシスコでは盛んな印象を受けます。もともとスタートアップの聖地なだけあって、ブロックチェーンスタートアップが集まっています。世界中のICOが一堂に介してプロジェクトの紹介を行うような、大規模なイベントも多く開催されています。
EUでICOが盛んなのは、規制が緩かったり国家を挙げて奨励していたり、という理由で、スイス・エストニア・リトアニアです。最近では、OKExとBinanceが本社を移転したマルタでも、ICOが流行っていくのではないでしょうか。

 

COO Alex氏によるプレゼン:ブロックチェーンサービスの将来

ブロックチェーンの仕組み

ビットコインを例にとって説明します。
ビットコインは、実体を持ったコインではなく、ただのトランザクション=価値の移動でしかありません。トランザクションの集まりがブロックに格納され、そのブロックが繋がっている状態なのです。


ビットコインのネットワークには、トランザクションを行うユーザートランザクションの承認を行うノード開発を行うエンジニアの、三つの参加者が存在します。

ユーザーが行ったトランザクションを承認し、ブロックに格納するために、マイナーは膨大なコンピューティングパワーを使い、複雑な暗号を解きます。あるマイナーがいち暗号の解読に成功すると、トランザクションが承認されると同時に、マイナーに報酬が与えられます。また、ビットコインの開発はオープンソースとなっており、不特定多数のエンジニアが絶えずネットワークの改善に貢献しています。


ユーザーがトランザクションを行う際には、秘密鍵公開鍵が必要となります。公開鍵はほぼウォレットアドレスと同じで、そのアドレスから価値を移動させる際に、秘密鍵による署名が必要となります。

分かりやすく言えば、秘密鍵をに、公開鍵をナゲットに例えることができます。なぜならナゲット(公開鍵)から鶏(秘密鍵)を特定することはできないのに対し、逆は可能だからです。資産を守るため、秘密鍵を他人に知られてはなりません。

金融サービスとブロックチェーン

そもそもブロックチェーンの代表的な活用例としては、以下があげられます。

ブロックチェーンの活用例

  • 分散型電子マネー: 価値の保存、支払い手段としての役割を果たす
  • 分散型スーパーコンピューター: 膨大なパワーを必要とする計算や処理などを、世界中に分散したPCのコンピューティングパワーを借りて行う取り組み
  • スマートコントラクト: Ethereumが代表例
  • アセットのトークン化:株式や不動産を証券化し、一定量の価値をトークンに紐付ける

そして、金融サービスにおけるブロックチェーン活用例としては、以下があげられます。

仮想通貨を利用した金融サービス

  • 決済:個人間決済だけでなく、B2Cの取り組み、例えばアプリ内、EC、実店舗に仮想通貨決済を導入する、といった事例も存在する
  • レンディング:冒頭で説明したように、様々なタイプのサービスがある
  • 投資:ICOプラットフォーム、トークン化されたアセットのトレードプラットフォームなど
  • 保険:スマートコントラクトを活用し、コストと時間を削減

このように、金融サービスとブロックチェーンとの相性は良いにも関わらず、

その透明性の高さが却って都合がよくないこと、また最新のテクノロジーに関する専門知識がかけていることから、

一部の金融機関はその活用にあまり乗り気ではありません。

そこで、MoneyTokenが金融機関に代わり、ブロックチェーンを活用した今までになくフレキシブルな融資サービスを提供します

  

従来のローン
  • 審査や諸手続きに時間とコストがかかる
  • 信用スコアが重視されるため、本当に融資を必要としているがスコアが低い人には不利
  • 国・地域によって利息の違いがある
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MoneyTokenが提供するローン
  • スマートコントラクトによって即時自動貸付を実現
  • 仮想通貨の価値が担保となるため、最低限のAMLやKYCは行うものの、信用スコアは必要なし
  • 世界中どこでも同じ利息で融資を行う 

 

おわりに

今回はMoneyToken自体の紹介よりも、仮想通貨・ブロックチェーン一般、金融サービスにおけるブロックチェーンの活用といったジェネラルな話が多く、初心者の方にもとっつきやすい内容だと感じました。トークンセール中のICOの宣伝を日本ですること自体、法規制の面からはグレーなので、このような構成にしているのかな、とも感じました。

MoneyTokenに関して、私はICOプロジェクトのFIATへの需要に応えられる点に注目しています。事業推進のためにすぐ現金が欲しいけれど、ICOで調達したETHを今は売りたくない、という時、MoneyTokenで最大100万ドルまで融資を申し込むことができます。もし2017年序盤にICOをしたプロジェクトが、MoneyTokenのようなサービスを利用し、ETHを全く売らずに済んだならば、今頃資産額がものすごいことになってそうですね!笑

 

それでは今日はこの辺で!

 

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